薬の飲ませ方http://www.hotweb.or.jp/sirakaba/kusuri.html処方された薬は、指示通りきちんと飲むのが大切。中には「あまり飲ませたくない」といってやめてしまうお母さんもいますが、これでは治る病気も治らなくなることもあります。 処方内容(薬の名前)と目的をきちんと聞き、納得して使うのが大事です。 1.用法の「食前」と「食後」のちがいは? 基本は食前、食後どちらでもかまいません。 *授乳期(乳児) 一回分をきちんと飲める時間を工夫しましょう。 空腹時や哺乳前がよいでしょう。 *授乳期後(幼児) 実際上は「食後」指示です。理由=のみ忘れを なくし、胃粘膜への負担を軽くするなどです。 2.粉薬の飲ませ方 粉のままで可能な年齢の場合はそのままで。 しかし、赤ちゃんは大人のように粉薬を上手に飲めません。 粉のままで与えると気管に入って危険なこともあります。 粉のままの服用が無理なとき、飲みたがらない場合は... *まず少量の水で溶かしてみて、甘みや苦味を確認しましょう。 *スプーンやスポイトを利用して飲ませてみるのもいいでしょう。 *赤ちゃんの場合、哺乳瓶の乳首を利用してもいいです。 *ぬるま湯または水を加えて練り(砂糖水でもOK)、ほっぺの内側や上顎に 塗って、その後に白湯や番茶を飲ませてもいいです。 *飲める程度のジュースやイチゴジャム、ヨーグルト等工夫して飲んでも いいです。 ○ミルクに混ぜるとミルク嫌いになるきっかけになるので避けましょう。 3.水薬の飲ませ方 指示された分量を小さな容器に移し、スプーンやスポイトで与えます。 一回量を何回かに分けるなど工夫しこぼさないように。 飲みたがらない子には、粉薬同様、甘みの工夫を。 4.1日の頓用の回数は 1日3~4回まで。間隔5~6時間(最低4時間はあける) 5.坐薬について ・坐薬をそのまま、又は先にオリーブ油や水などつけて肛門にいれ、軽く抑えます。 ・坐薬1/2や1/3はハサミやナイフで切って下さい。 ・挿入後出てしまった場合 坐薬は体温ですぐ溶け、5分もたてば相当量が吸収されます。 そのままの形で出てきたら入れ直してもかまいません。 溶けた状態ならば症状の変化(熱が下がらない、咳がとまらない) をみて30分たってから決められた量の半分を挿入した方が安全です。 ・種類の違う2種類を使用したい場合は、同時に使って良いものもありますが 一緒に使うと効き方が変わるものもありますので、30分から1時間くらい間をあけて 使います。 原則としては緊急を要する坐薬、例えば熱性痙攣の予防に使用する抗痙攣薬、 発作を抑える抗てんかん薬、抗喘息薬、また制吐薬等は先に投与します。 しかし、病状や医師の指示等によって必ずしも上記の通りではない場合もあり ますので、処方した医師や調剤した薬剤師にご確認願います。 6.点眼液、点鼻液の使い方 点眼液 ・・・ 2~4/日 点鼻液 ・・・ 2~4/日 7.吸入の使い方 サルタノール吸入(気管支拡張剤)とアルデシン吸入(ステロイド吸入剤)の同時の時は、発作中の時は気管が狭くなっていてお薬が十分に気管の隅々まで行き渡らない可能性がありますので、サルタノール吸入で気管を広げ呼吸を楽にしてからアルデシン吸入を使用してください。 一般的注意 ・高温多湿のところは避けましょう。 ・直射日光のところは避けましょう。 ・シロップ・坐薬は冷蔵庫へ保管しましょう。 [有限会社 函館保健企画 〒041-0853 函館市中道2丁目46番25号 電 話(0138)31-0010 FAX(0138)31-9919 E-Mail sirakaba@hotweb.or.jp しらかば薬局 〒041-0853 函館市中道2丁目46番21号 電 話(0138)32-9870 FAX(0138)32-9488 E-Mail sirakaba@hotweb.or.jp |